過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：八巻目【都市伝説】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：八巻目【都市伝説】

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391:1[saga]
2013/02/09(土) 22:22:46.26 ID:mZj9G63Qo
玄「そっかー……もう何年も経つんだね……」

京太郎「俺達皆、変わりましたね。背も伸びたし、もう子供とは言いづらい」

玄「うん、そうだよね……ありがとね、京太郎くん」

京太郎「？　いきなりどうしたんですか？」

微笑む彼女に対しては、美人以外の形容が思いつかない。

京太郎曰く、『完全無欠のパーフェクトな女の子から幾つか引き算するとあの二人のどっちかになる』との事。

玄「私達姉妹、君に結構お世話になってたから、ね」

玄「お礼はタイミングを逃しちゃうと、ずっと言えなくなっちゃうから」

京太郎「……礼を言うなら、こっちの方ですよ」

京太郎「玄さんからも宥さんからも色んなこと教わりましたし。それに」

玄「それに？」

京太郎「……姉が大事って気持ちは、まあ、その、分からんでもないですし」

玄「……うふふっ」

京太郎「何ですかその意味深な笑い」

玄「なーんでもなーいよっ！」

姉持つ者の共感。

二人は付き合いの長さもあるが、それ以上に気が合うが故、互いに大切な友人だと思っている。

玄「おねーちゃんを、よろしくね」

京太郎「まあ、出来る範囲で」

玄「あ、でも持ってっちゃダメだよ！」

京太郎「いや、持って行きませんて」

玄「おねーちゃんは私が居ないと心配だから、私も一緒に持って行きなさいっ」

京太郎「え、何それ怖い」

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