過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：八巻目【都市伝説】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：八巻目【都市伝説】

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450:『赤い都市伝説』はめっちゃ多いです。>>1の手元のメモにはメジャーなのでも十数種はありますね[saga]
2013/02/09(土) 23:14:21.11 ID:mZj9G63Qo
現在時刻、昼休み。

何故か彼に付いて行く怜。

理由・暇。条件・静かにしてろ。
二人の間で結ばれた臨時条約。

怜「そら、友人が危ない事しとったら普通止めるがな。うちらは慣れとるけど」

京太郎「だよなぁ……文化祭で、何か埋め合わせするか」

肝心なことはぼかしても、大体何があったかくらいは聞き出せば分かる。

そのぐらいには、怜と京太郎は気心知れた仲だ。

まあ本気で怒っているわけではなく、忠告を聞いて貰えなかった意趣返し程度だという事ぐらいは彼にもちゃんと分かっている。

怜「文化祭かー」

京太郎「その前に前夜祭だな。パーッと派手なもんになるだろうよ」

秋の文化祭。

大抵の進学校は夏に文化祭・体育祭を終わらせるなどして受験シーズンを調整する。

しかし、この学校はそれを嘲笑うかのように秋に敢行。

体育祭は夏にシフトしているものの、秋真っ最中に文化祭実行である。

一説には、大沼校長が色々考えてこうしているらしい。根拠は全く無い、そんな噂ではあるが。

怜「次はどこ行くん？」

京太郎「各教室回ってるんだよ。文化祭の出し物についての調査と考査。副会長（ｵﾚ）の仕事だ」

当然、文化祭の時期が最も忙しいといわれる生徒会に休みなし。

書類、申請、管理、宣伝、連絡、報告、窓口、相談。

ありとあらゆるジャンルにおいて引っ張り回され使い潰されかける。

生徒も先生も外部の人にも連絡を取り、橋渡しをしなくてはならない。

正直、キッツい仕事量である。

その仕事の一つが、各部各クラスの出し物のチェック。
危険な物は無いか、お金を使い過ぎていないか、虚偽は無いか。
それらのチェック。

京太郎「こーんにーちわー」

モモ「いらっしゃーいっす！」

実に面倒で、かつ知り合いのエンカウントが高くなる仕事である。

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