過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：八巻目【都市伝説】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：八巻目【都市伝説】

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463:1[saga]
2013/02/09(土) 23:31:15.31 ID:mZj9G63Qo
咲「日本だと、登り坂と下り坂ってどっちの方が多いと思う？」

穏乃「う、うーん……通学路は登り坂が多いから、登り坂？」

憧「しず、あんた……」

和「登り坂と下り坂は見方の違いですから、数は一緒なのでは……」

穏乃「あ、なるほど！」

咲「ふふんっ」

和「咲さんは先日このトリックで京太郎君に引っ掛けられてから誰かに試したくて仕方なかったみたいです」

咲「和ちゃん！？」

憧「へー、ふーん」

咲「ニヤニヤしないでよ……っていうか、なんで私の周りには引っかかりそうにない頭のいい子が一杯……！！」

穏乃「……引っかかった私がバカにされてる気がする」

憧「どうどう」

クラスの垣根を超えて、仲の良い友人達。

可愛らしい少女達が歓談している様は、贔屓目に見ても絵になっている。

ここは彼女等の日常の交流所。
そして、非日常への入り口でもある。

正式名称、小鍛治総合相談事務所支部部室。

そこに、ドアの開く音と共に彼女等の待ち人が現れた。

京太郎「元気そうだな、お前ら」

怜「ふぅ、なんだかんだ体育館が一番暇潰せたなぁ」

穏乃「おっかえりー！」

憧「ちゃんと昼休みにそれなりの時間、確保出来たみたいね」

咲「私あんまり役に立てなそうだけどね」

和「そんな事は無いと思いますよ？　では、始めましょうか」

京太郎「ああ。情報だが、この数日の時間と皆の協力で相当な量の情報が集まった」

京太郎「落とすぞ。俺達の手で」

京太郎「あの無敵の『赤マント』を」

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