過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：八巻目【都市伝説】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：八巻目【都市伝説】

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470:1[saga]
2013/02/09(土) 23:40:23.01 ID:mZj9G63Qo
赤マント。

その特性の一つに、『対抗神話が存在しない』というものがある。

つまり、弱点がない。
そして、弱体化させることが出来ない。
要するに、真っ向勝負を強いられる。

手の内をある程度読むことが出来ても、それだけでは埋めがたい実力の差だ。

吸血鬼の一種であると言われたり。
魔界から来た魔人と呼ばれたり。
海の向こうの朝鮮に伝わり、子供を怖がらせた怪談になったという話まである。

この都市伝説は
「赤毛布の男」
「紙芝居・赤マント」
「二・二六事件」
「不幸の手紙」
「学校の怪談」
と言った要素を取り込み、肥大化し、進化し続けてきた都市伝説。

『メジャーな都市伝説』と『対抗神話が作られるほどの都市伝説』の境目を行く、奇跡のような立ち位置の怪人。

寺生まれのTさんのコピペもなく、それでいて有名。

反則だ。それでいて魔物級の力を保有するなど、反則にも程がある。

一「弱点無し。弱体化不可能。それで、魔物の域の力―――！？」

姫子「贔屓目に見なくてもダメやね……」

小蒔「ううん、役立たずですみません……」

初美「姫様のせいじゃないですよー。生き残った幸運を、喜びましょう」

やや遅れて作戦会議に参加した先輩達。
今は雨の日の大差並みに無能な小蒔、その護衛についている初美。

彼女等も交え、会議は進む。
踊るだけで進まないことなど、彼等には絶対にありえない。

初美「部外者の私にも分かりやすいように、作戦説明をお願い出来ますかー？」

京太郎「りょーかいです」

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