過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：八巻目【都市伝説】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：八巻目【都市伝説】

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484:1[saga]
2013/02/10(日) 00:33:35.63 ID:2a1n6iw2o
そして、夜が降りてくる。

満月ではないやや欠けた、そんな月。
明日の夜には満月が見れそうな、そんな暗闇に浮かぶ真円。

時刻は夜遅く。
もう、女性に一人歩きはさせられない時間帯である。

京太郎「別に一人だって大丈夫だっての。むしろ俺は一人の方が多いだろ？」

『ま、せやけどなー』

京太郎「お前もそんなに連日連夜夜更かししても平気って程体力無いんだし、こういうのはマメに俺がやっとくさ」

『ほな、お言葉に甘えよかなぁ』

夜間の街の調査。
赤マントを探すというのもあるが、黒フードの存在もある。

前回の事で、敵の容赦の無さ・敵の余剰戦力・それによる奇襲などの怖さは十分に思い知った。

敵は赤マントだけではない。

赤マント以外の都市伝説は極力、排除して置かなければ。

そんな理由から、京太郎は怜と電話しつつパトロールに勤しんでいた。

京太郎「いざとなればすぐに携帯で人呼べるしな。楽勝楽勝」

『すぐに携帯で人呼べる、とか不審者を警戒するOLの如し』

京太郎「おうコラ人に変なレッテルを貼るんじゃない」

『OLの好きな物ベスト3。自分探し・楽なお茶汲み・スイーツ(笑)』

京太郎「全国のOLに謝れ！」

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