過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：八巻目【都市伝説】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：八巻目【都市伝説】

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74:1[saga]
2013/02/06(水) 23:02:48.13 ID:Li2c0bgPo
京太郎「よっす、二条」

泉「あれ？　何か用かな、須賀」

１年D組。
二条泉の所属する、比較的運動部の多い一年生の教室。

この二人は実際、「知り合いの知り合い」の距離感に近い。
名前は知っているし素性も知っているが、ほとんど話したことは無く。

知り合いの知り合いと言えば都市伝説にとってこれ以上無い程有望な関係ではあるのだが、それは間に誰かが入っていた場合の話。

現実、サシでは微妙に話しづらい関係である事に変わりはない。
にも関わらず、京太郎が彼女に話しかけた理由は、セーラの頼みと彼女から聞いた話。

―――そういえばこの前、部に誰かがヘンテコなペンギンのぬいぐるみ捨ててったみたいでなー

京太郎「この写メを見てくれ。見覚えないか？」

泉「……！」

京太郎「あるみたいだな。やっぱり」

―――捨てんのももったいなかったし、欲しい奴がジャンケンで争奪したりしてなぁ

京太郎「洗いざらい喋ってもらうぜ。こちとら必死なんでな」

―――結局、泉のやつが勝ったんや。持って帰ってたけどな

京太郎「内容次第では、俺も対応を考える」

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