過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：八巻目【都市伝説】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：八巻目【都市伝説】

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844:1[saga]
2013/02/11(月) 21:41:21.58 ID:V1GJAAgQo
しかしここで、少し疑問が残る。

いや、京太郎が自分の服がパジャマに着替えさせられていたことから気付いただけなのだが。

京太郎「ってか着替えさせたって、君がやったの？」

だとすると相当に恥ずかしい。
この歳になって、そこまで付き合いの長くない同年代の少女に裸を見られたというのは、非常によろしくない。

彼にだって、羞恥心はある。

後輩「そんなわけないでしょう。思春期の少女ですよ？　私」

しかし、彼女にだって羞恥心はある。

恩義があるとはいえ、異性の裸は彼女にだって恥ずかしい。

京太郎をずぶ濡れの状態から着替えさせたのは、別の人物だ。

後輩「してくれたのはあの人達ですよ。みなさーん、彼が起きましたよー」

そして彼女の合図で、隣の部屋に居たらしい人達がなだれ込んでくる。

その人達とは。

「おうおう、元気そうじゃねぇか兄ちゃん！」

「良かった良かった！　無事みたいで」

「いや全くだ。若いってのは良い事だね」

「……良かった、今度は、間に合った……」

京太郎「え？　え？」

金髪の不良風の学生。
茶髪の不良風の学生。
真面目そうなスーツ姿のサラリーマン。
気弱そうなごく普通のOL。

要するに。

京太郎「……あの、失礼ですけど」

京太郎「どこかでお会いした事、ありましたっけ……？」

京太郎と、全く面識の無い者達だった。

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