過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：八巻目【都市伝説】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：八巻目【都市伝説】

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863:1[saga]
2013/02/11(月) 21:48:39.60 ID:V1GJAAgQo
金髪「いや、ねーな」

茶髪「無いね」

男「僕も実質無いかな」

女「会った事はあるけど、覚えてないと思うな……」

そして、彼等も面識はないという。

だが後輩の言を信じるのなら、彼等は京太郎を助けるのを手伝ってくれたはずなのだ。

何の得も無く、ただ善意で。

なのに、互いに直接面識はないという。

京太郎「え、じゃあ……なんで俺の事を知ってる風なんですか？」

後輩「やれやれですね。やっぱりモブのツラなんて覚えてませんでしたか」

京太郎「は？」

後輩「この人達は」

呆れたように、でもやっぱりと言った風に彼女は語る。

事前に彼等と話し、関係を知った後輩には、この場の関係図がありありと見えているのだ。

後輩「貴方が助けてきた、だけど貴方の人生に関わって来なかった人達ですよ」

京太郎「……あっ」

そして、彼は思い出す。

首なしライダーの被害者の資料。
リゾートバイトの時に襲われていたOL。

そうだ、思い出した。

この人達は、俺達が倒してきた悪夢の被害者だ。

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