過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：八巻目【都市伝説】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：八巻目【都市伝説】

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974:1[saga]
2013/02/15(金) 21:56:01.69 ID:TC/l6CEzo
本日も、俺こと須賀京太郎は雑用をこなしていた。
無論それだけの日々ではなく、ネト麻等で強くなる努力はしているが。

京太郎「強くなれる気がしねー……」

才能が無いのか、伸びが悪いのか。
未だに部内ぶっちぎり最下位の立場から変動できていない。

京太郎「先輩も同級生もイマイチ凄さが分からないんだが、凄さが分からないってのが一番の問題だよな……」

つまり、それだけ次元の差があるということで。

あれだけベタ褒めされてる咲の印象が、部に連れてくる前と後で全く変わってないというのが一番の証明。

理論があるはずの和の強さも、いまだ理解の外である。

京太郎「なんか、ないかな。俺が劇的に変われるきっかけみたいなのって」

そんな物、常識的に考えればそこら辺に落ちているわけがない。

本来、必死に自分と向き合い、努力した果てに見つかる物だ。

しかし。なんの因果か、今日この時だけは。

京太郎「……ん？　なんだこれ」

その『きっかけ』とやらは、道端に落ちていた。

京太郎「石ころか？」

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