過去ログ - 少女「ねぇねぇおじさん」男「なんだい?」
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11:KHNVDOBB0[sage]
2013/02/07(木) 02:53:57.43 ID:KHNVDOBB0

僕には彼女がなんで泣いていたか見当もつかなかったし、
それをと言い詰める勇気もなかった。ただ彼女の隣に立って、同じ時間を過ごしていることに精一杯だったんだ。

でも、なにかしなければと思った。
このままだと彼女がどこかへ消えてなくなりそうな気分になった。

僕は勇気を振り絞って好きだとつぶやいた。

びっくりするくらい小さな声だったと思う。情けなくて帰りたくなったけど我慢した。

緊張して彼女のほうを見ることができなかった。

彼女は少し時間をおいてから、ふっと息を吐いて、悲しそうな声でありがとうと一言だけ言った。

僕はもうそれだけで満足してしまったんだ。



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