過去ログ - 透華「この裸単騎には魔法が掛けてありますわよ!」衣「片腹大激痛!」
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36: ◆ttcnBecwyw[sage saga]
2013/02/20(水) 23:30:43.50 ID:6Ghn3CCr0


天気は快晴。月も真円。風は凪いで、湿気も無し。

夕焼けもやがて尽きて、夜闇が追ってきている。

条件は最高。



――約束の日、龍門渕家別邸。



衣「う〜……」


衣は落ち着かなげに椅子に座って足をブラブラと振っていた。

まだ、予定の刻限には至っていない。しかし、どうにも逸る気持ちを衣は抑えることができなかった。


――初めて、自分と同じ側にいる人間と麻雀ができる。


先日の邂逅で、確信しているのだ。件の人物は自分と同種同類、異質異能の外れ者である、と。

鬼は鬼を嗅げるのだ。

今、衣が体を動かして紛らわせているのは焦燥ではなく、まさに鬼気と呼ぶべきものだった。




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