過去ログ - 透華「この裸単騎には魔法が掛けてありますわよ!」衣「片腹大激痛!」
1- 20
8: ◆ttcnBecwyw[sage saga]
2013/02/08(金) 04:17:23.51 ID:hofuWirs0

純「オイオイいくらなんでもそりゃ話の盛り過ぎじゃねーのか? 素人が玄人に勝つってさすがに無理があるだろ」


それはさすがに眉唾だ、と声を挙げたのは純だった。

麻雀は運の要素が大きいゲームではあるが、決して運だけでどうにかなるようなゲームでもないのだ。さらにはコインの

裏表を当てるといった単純なルールではなく、覚えるべきことも多い。牌に触ったばかりの人間が、その道で日々の糧を

得ている者に勝つことなど、まず不可能、到底無理な話だ。

純の疑惑は、その場の全員の共通認識を代弁したものだった。


萩原「はい、確かにその話の真偽は今となっては不明です。それだけならばただの戯言と取られたことでしょう。しかし

勝利をしたのはどうやら事実のようですよ。その対局の数日後、得た勝ち金をチップに彼は当時トップクラスの代打ちと

サシ勝負を行い、これを降しています。これは立会人を挟んだ勝負でしたので多くの証人がおりました。赤木しげるの名

が広まるきっかけとなった対局です」



――彼の才を示すエピソードとしては、こちらだけでも十分でございましょう。



確かに、そう言われては純も閉口せざるを得なかった。仮に自分が、今すぐトッププロと麻雀をして勝てと言われても、

十中八九無理である。判断には十分な情報だった。


そして以降、彼はほぼすべての麻雀に勝ち続け、初めて負けたのは裏プロを辞めてから天貴史という男に1半荘順位で負

けたのが1度目、さらに数年前に裏プロたちが東西に分かれて争った時に途中敗退したのが2度目の敗北だった、と萩原

は簡単に赤木しげるの経歴を説明した。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
380Res/314.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice