過去ログ - 唯「あれ、当麻君?」上条「えーっと…………どちら様でせうか?」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/09(土) 02:50:42.27 ID:pht6FTtZo
――

「ただいまぁー」

シーン、と、閑古鳥が鳴くように静寂が響き渡る。聞こえてなかったのかと、もう一度繰り返すも結果は同じだった。

「あっ、そうか。憂も学校あるんだった……」

はっ、としたように気がつき、呟いた。そして、ぐぅーとお腹の方から鳴る音が静寂の中に広まる。

「お腹減ったなぁ……お昼……」

当てが外れる。という程でも無いが、待っているのではいつになるか分からない。
料理をできるという程の腕前も無いし、何より作るのが面倒だった。
また、お菓子のストックも切れていたはずだった。仕方がないと、溜め息を履きながら重い足取りでコンビニへと運ぶ。

「……うぅー」

とぼとぼと、少しずつ目的地へと向かう。けれど、少し違和感がある。いつもと何か違うような……。
見える景色は変わらないけれど、何やら懐かしい気持ちが蘇る。

「なんだろ……変な感じ……」

そこに目を向ける。もう何年も音を立てていないその場所。あの時から何一つとして変わっていない。
だけど、もう帰って来ないのだろう。あの時は分からなかったが、鈍い自分でも今なら理解できる。
しかし、そんな思いも束の間。意に反したかのように、ガチャ、と鍵を回す音が響く。

「えっ?」

ぎぃぃ、と、蓄積された長年の風化を吐き出すようにその扉は開いた。

「えーっと、歯ブラシ、石鹸、シャンプー……まぁ、全部買わなくてもいいか。焦ると碌な事がないのですよー」

「…………当麻君?」



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