30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/10(日) 23:37:09.75 ID:973bDCt+0
女師範 「お前に何があったのかは問うつもりはない。ただ一つ教えてくれ」
男 「はい」
女師範 「なぜそのようになっても今でも『武』を続けるのだ?」
男 「・・・わかりません。三年前に自分は友と一緒に師範の門下生となりました」
女師範 「そうだな。あのときはびっくりしたぞ。いきなり道場にやってきて弟子にしてくれだなんて頼まれたんだからな」
男 「友のあのときの土下座を今でも覚えてますよ。とにかくそのときついでに友に連れられた自分も一緒に門下生になりました」
男 「そのとき思ったんです。もしかしたら武道を始めたらこんな自分でも何か掴めるものがあるんじゃないかと。人間として成長できるんじゃないかと」
男 「・・・でもどうやら見当違いだったようです。自分はやはり何をやっても駄目な人間ということに気付きました」
女師範 「見当違いだと?男、たった三年で何がわかる。武をなめるのは許さんぞ」
男 「すみません。そういうことじゃなく・・・・やはり自分には無理ということです」
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