過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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186: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/03/25(月) 00:11:33.48 ID:RechpoEz0

一方のほむらとマミは刑事に止められていた。
まだ年若い精悍な刑事は、私服の彼女たちが見咎めた。そして事情を
聞こうとし、その手をつかんでいた。

「君たちも見滝原の生徒じゃないのか?」

彼は、逃げ出してきたものと思っていた。だがそれにしては私服である
ことに気付いた。それゆえ、少年課の管轄と思ったのだろう。
別の刑事に引き渡そうとする。
その表情はとても柔和で、ともすれば見惚れてしまうほどの優しい表情
だった。
そこに銃声である。顔を上げた刑事はすぐさま真剣な表情に変わった。

「周防!」

年上の刑事に一喝され、若い刑事は一瞬逡巡したのちこういう。

「君たち、ここは危険だから離れるんだ、いいね?」

あの刑事は、本当にほむらたちを案じているのだ。その姿勢にマミは
思うところがあったのだろう。唇を噛みしめる。

「あの刑事さんには悪いけれど、ここでじっとしてられないわ」

銃声が、仁美や上条の危険を告げていた。

「刑事さんも危ないのよ。行きましょう、ほむらさん」

(これだからマミは……)

ほむらは、マミを見捨てることができない。



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