過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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220: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/04/07(日) 21:39:25.56 ID:OTq625Xi0

果たしてそれは当たった。あのとき二人を止めた刑事と出会うことが
できた。その若く精悍な刑事はほむらを認めると些か怒気をはらんだ
声で話しかけてきた。ほむらの身を案じてのことだ。

「君! どこにいって……。その姿は?」

「この方は魔法少女です。私たちはあの包囲から逃げ出して
まいりました。見滝原中学校の生徒です」

「……どうやって?」

「この方、暁美ほむらさんが魔法少女の力を使って、です」

「君も、なのか?」

「いいえ、私は違います。皆さんに助けを求めにまいりました」

刑事の応対にかなりの早口で応じる仁美。それだけ緊張もしていたし
切羽詰まってもいたからだ。
ほむらは内心、信じてもらえないだろうと諦めていた。だからせめて
仁美だけでも保護してもらえたらいいと思ってはいた。
その思いを知ってか知らず科、仁美は早口で続ける。
皆が体育館に集められていること。仮面党として一部の生徒や教師が
襲撃した軍隊と戦い始めたこと。一般生徒にも仮面党にもかなりの
死者がでていることを。
そして、体育館から生徒や教師を逃がす手伝いをしてほしいことを。

若い刑事は黙って聞いていた。

「信じてもらえるかわかりませんが……」

「……いや、信じる。経験があるからな」



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