過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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236: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/04/14(日) 22:12:04.44 ID:7lL9Z2vO0

とにかくほむらが奇妙に思ったのは、一部の警察官がこの陽動に
『率先して』参加したことだった。皆一様に体が大きいが、若かった。
所謂『今どきの若者』として揶揄されるはずの彼らが、最も危険な
役割に積極的に参加していたのだ。
そのため、思ったよりもほむらは『安全に』陽動を行えていた。

しかし、それでも直接的な攻撃力はほむらにしかない。拳銃程度の火器
では、ラストバタリオンのボディアーマーらしきものを突破できない。
それでも銃は銃。当たり所が悪ければ危険であるため、辛うじて
牽制として機能をしていた。

(だめね、これじゃ陽動にはならない)

軍隊の経験がないほむらでも、これで注意を逸らせるとは思えない。
内心臍をかんでいた。やはり自分たちには無理だったかと思ってしまう。

そこに魔法少女の一団がラストバタリオンの背後から襲い掛かる。
ほむらも自分の思考の盲点に気付き、呆気にとられる。
何も自分たちでやらなくても、仮面党の魔法少女を巻き込めば
よかったのだと。だが、仮面党に襲われたほむらやマミにそれを求める
のは、酷ではなかろうか。

果たして、ラストバタリオンの正門防衛部隊は挟み撃ちの形になった。
正面はほむらと警察官。背後には魔法少女の一団。
ほむらはチャンスとみて、攻勢に転じる。



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