過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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248: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/04/21(日) 22:06:47.27 ID:YaGGxMA80

残った兵士たちがほむらに襲い掛かる。人数もさることながらその練度
も侮れない兵士。それが十数名、ほむら目がけて攻撃を行った。
その兵士の足止めに、警察官が盾を頼りに防衛を行う。近距離での
軍用の銃撃にそう何度も耐えきれるわけではないが、兵士たちの狙いが
ほむらだとはっきりわかった以上、退くことはなかった。

「止めて! 下がりなさい!」

ほむらの叫びも空しく、兵士とぶつかる警察官。気迫だけで兵士を押し
返す。手に持った拳銃で反撃を行うも、一人、また一人と倒される。

「いやっ! 止めて! お願い! 逃げてぇ!!」

無限とも思えるループで、ほむらは散々人が死ぬところは見てきた。
それゆえ、見て見ぬふりをする心の持ちようは身に着けることはできた。
だが、今まさに目の前で『自分のため率先して戦い死ぬ人たち』を
見て見ぬふりはできなかった。
それをしてしまったら、ほむらは本当に人であることを捨てることに
なるから。それを知っているから。

「俺たちよりガキに命かけさすんじゃねーぞ!」

「応!」

リーダー格の青年の激励に全員が喜び応じる。
ほむらは歯を食いしばって矢を放つ。聖槍騎士と戦う魔法少女の援護
よりも、目の前の警察官の命を救うべく攻撃を行った。

それが聖槍騎士の目的、作戦だと知っても、だ。



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