過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/04/29(月) 22:23:53.71 ID:8XGZlnNx0
魔法少女たちに事情を聴く内容が『JOKER様呪い』に及んだ。
「ひょっとして、『噂が現実になる』って話ですか」
マミが横たわりながら呟く。キュゥべえを通じ、魔法少女のほとんどに
伝わっている情報だ。ほとんどの魔法少女はあまり信じていないように
思えたが、達哉の顔は真剣だ。
「やっぱり君らはそれを知っているんだな。誰から聞いた?」
「そんなこと、本当にあり得るんですか?」
別の魔法少女が尋ねる。キュゥべえから聞いていたとしても半信半疑と
いうのがほとんどだったからだ。いや、半分も信じてはいないだろう。
自分たち魔法少女というものがあるにせよ、そんな奇想天外なことを
誰が信じるだろうか。
「それが、ありえるんだよね」
「実際にあったんだから、しかたねえよな」
達哉より年上の泣きぼくろが特徴の女性と、腰まで伸ばした長い髪の
いかつい男性が現れる。
「二人とも、すまない」
「人使いが荒いってんだよ。あいつに渡すのに結局探偵頼んじまった」
「またそうやって愚痴る。しょうがないじゃん」
「ん? ああ、すまない。この二人は協力者なんだ」
「一応『ペルソナ使い』だ」
いかつい男――パオフゥと名乗った――が丸いサングラス越しに、
しれっとそんなことを言う。
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