過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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433: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/07/13(土) 23:49:55.70 ID:wMXdjl1Q0

皆、堰として言葉が出せない。
それをにやにや笑いながら講釈するのがキュゥべえには楽しくて
たまらないらしい。もはや正体を隠そうとしない。あの嘲笑うような
表情と声で延々と講釈する。

『そして、ここにある七つのソウルジェムであのワルプルギスの夜を
生み出し君らを葬れば……ことは終わる。円環の理も、恩寵の者も、
特異点の者も、フィレモンの手の者も抹殺できるというわけだ』

ワルプルギスの夜の強さを知っているほむらには絶望しかなかった。
この人数がいても、魔女との戦いを知らないマミたちや、ペルソナ使いが
束になっても、やつを倒せる保証はない。また仮に倒せたとしても
地を覆うほどの魔女の群れと戦う力はほとんどない。

『これが運命、というやつだよ』

「諦めてんじゃねえよ。小娘が」

パオフゥが平手打ちの様に言葉を叩きつける。

「達哉に言ったことを、君にも言うべきかな」

克哉はその場にありながら、酷くにこやかな声で言う。

「あれは……結構効いたよ」

達哉は苦笑いだ。

「相変わらず、同じことしか言えねえのか、てめえはよ」

「暁美くん、運命なんてものは、後出しの予言のようなもんさ」

「なにかがあったあとでこう言えばいいんだって」

うららの声は、とても穏やかで優しい。それは人生の先輩からのエール。

「「「全部運命だったってな」」」



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