過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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439: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/07/21(日) 22:20:39.23 ID:NxGJIQe/0

「私は行くわ」

間髪入れず答えたのはマミだ。正義の味方を標榜する彼女は凛々しくも
美しく、まっすぐ立っていう。

「けど待てよ。さっきの戦いで石なんかほとんどねーぞ」

杏子は魔力の残りを心配している。だからといって戦わないつもりでは
なく、戦士としての発言だ。
先の戦いと回復で魔法少女たちは消耗している。それはペルソナ使いも
同様だ。消耗した精神力を回復する方法がないわけではないが、今すぐ
元通りなどとはいかない。

「それなら……、回復する方法がないわけではないわ」

ようやく外傷が言えたほむらが参加する。彼女もまた戦う意思を持ち
力を持つ。まどかが守りたかった世界を蹂躙されることを良しとしない。
そして何より、彼女には罪の意識がある。
罪そのものがある。この世界を滅茶苦茶にしたのは他ならぬ自分の
浅はかな祈りだったから。

「ほむらちゃん……」

それを心配しまどかはほむらの手を握る。彼女もまた罪に苛まれていた。
いくらほむらが望もうとも、まどかが同意さえしなければそう思わなければ
円環の理に支障が出るような具現化の仕方はしなかったはずだ。

まどかもまた、ほむらに会いたかったから。だからほむらを責めることなど
できなかった。



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