過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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483: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/08/20(火) 23:34:15.02 ID:qP2C1Qq20
戦いは奇妙だった。致命傷足りえる攻撃を仁美が回避する。それが決め手となる
攻撃を強引に回避させてしまうため、杏子にしてもほむらにしても
好機をはずされてしまう。
一方の夜も攻撃が当たらないため、膠着している。
そういう意味では仁美に戦場を支配されているようだった。

プッ、プッ、プッ、プッ、プッ、プッ、プッ、プッ、プッ……

プルルルルルルルルルルル、プルルルルルルルルルルル……

その仁美を睨み、さやかは使い魔を屠る。上条が行うことを見守り安全に
行わせるために。それが彼のやさしさからくるものではあるのだが、さやかの
心中は複雑だ。

上条は自らの携帯電話を取る。あのラストバタリオン襲撃の際、なぜか彼らは
通信機器の代名詞である携帯電話を取り上げるような真似をしなかった。
もちろんジャミングがかけられていたことも要因として挙げられるが、基本は
取り上げる必要があるはずだ。
理由は明白。窮地を脱するためにジョーカーに縋る人間を期待してのこと。
そして双方が泥沼になる戦いを行う。それも試練のはずだった。だがジャミング
されている状態で携帯電話をいじることを思いつく人間は少なく、気づいても
マミたち魔法少女の助力により行わずにすんだ。

「ジョーカー様、ジョーカー様、おいでください」

それは上条が調べた、『正式な』ジョーカー様呪いのやり方だ。

「どこにいますか」

うろ覚えのセリフであっても、それは効果があったようだ。噂がいい加減なのか
ジョーカー自体がいい加減なのかは不明だが。

「汝が後ろに……。我はジョーカー……。
夢に煩う汝が引いた、最後の切り札。汝、理想を述べよ……」


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