過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/08/26(月) 21:00:00.69 ID:0PqdXvyj0
彼は必死に調べていた。本当のジョーカー様の噂を。なぜならば、それにより
魔法少女が人間に戻れることを知ったから。噂では死者すら蘇るという。
ならばと上条は飛躍した。
(さやかも生き返るかもしれない。普通の『女の子』として)
そして彼女を普通の女の子として見たかった。それは美少女である彼女を
異性として意識する下心がないとは言わない。だがそれと同じかそれ以上に
彼はさやかに会いたかった。謝りたかった。
ずっと支え、助け、そして腕を治してくれた彼女に。
だが調べるうちに『影人間』なるものがいることも知った。
ジョーカー様を呼び出したはいいが、心からの願い事を言えないがため魂を
奪われ存在が薄くなってしまった人間のことだ。
影人間になると、周囲の人間から認識されなくなる。
当の本人も放心状態になりほとんど自我がなくなる。自ら声を発することなく、
誰からも認識されなくなり、やがて「いなくなる」。
だからジョーカー様への願いは心からの願いでなくてはならない。
「僕の願いは――」
何度目かの突撃をかわされて、杏子は地面に激突する。
体勢を立て直す体力もなくなってしまっていた。
ほむらやマミも武器を作り出す魔力がほとんどない。それでもなお、
夜は高笑いを続けている。心に絶望がよぎる。
「さやか、志筑さんと冷静に話し合いをする機会が欲しい。
三人でまた話し合える場を望む!」
それを待っていたかのように仁美は動く。
メイスともフレイルとも鞭とも取れる武器をかざしワルプルギスの夜に接近する。
相変わらず夜の攻撃を瞬間移動で回避しながら。狂いながらも計算していたのか、
魔法少女たちの身動きが取れなくなったところを動き出す。
メイスの先端を夜に巻きつけ、薄ら笑いを浮かべると、彼女は夜ともども消えた。
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