過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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◆sIpUwZaNZQ
[saga sage]
2013/09/05(木) 23:09:06.14 ID:xqdkCvmF0
ほむらが気がついたときには、まどかの腕の中だった。
自らの胸から滴る大量の血液がまどかの衣服を朱に染める。
肺にも傷がついているせいか、まともに喋ることもできない。
「どうして!? どうして血が止まらないの!?」
「普通ならとっくに封印も解けてるってのに!」
「ほむらちゃん! ほむらちゃん!」
大粒の涙が顔に当たり、ようやく自分が仰向けになっていることに気づいた。
ほむらの変身は解除されていて、平服に真っ赤な血が染み込んでいる。
まどかがほむらを抱きしめ、手を握り締めている。
「ま、まど……」
「喋らないで! だめ、どうして魔法で怪我が治らないの!?」
「クソッ、ソウルジェムが濁ってきやがった。痛みのせいか?」
そのそばでは血まみれの槍を持ち、放心状態の上条がいた。その顔は赤く
腫れ上がっている。ほむらが見るに、杏子あたりに殴打されたものと思われた。
マミのリボンや魔法でも、彼女の出血は止まらない。血圧が下がったため
ほむらのまぶたが閉じかける。だが彼女の体は魔法少女だ。ありったけの
血液が抜かれようとも、心臓が壊されようとも死ぬことはない。
ただ魔法少女の特性としての痛覚遮断ができない。そのため死にもせず胸の
痛みに苦しまなくてはならない。
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