過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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503: ◆sIpUwZaNZQ[saga sage]
2013/09/05(木) 23:09:49.13 ID:xqdkCvmF0
それにしても奇妙なのは、ほむらの『封印』が解かれないことだ。うららも
体験したが、ロンギヌスコピーで傷を受けるとペルソナ能力が封じられる。
それと同じように魔法少女の変身も封じられ、能力が使えなくなる。
だが、時間とともに解除されるはずのものが未だ解除されない。
ほむらの呼吸も細く弱弱しくなる。

「ほむらちゃん! ほむらちゃん! お願い! しっかりして!」

血まみれの手を握り、まどかは泣きじゃくっている。涙をぬぐう際にそれが
ついたのであろう。頬にもこすったような血のあとがついていた。

「ま……まどか……、けがは、ない?」

気がついて最初に話しことがそれかと、杏子は唖然とした。だが同時にそれだけ
ほむらがまどかを文字通り愛していることに気づいた。それは自分がさやかに
感じていた親愛の情に近く、そして決定的に違うものだということにも。

「喋らないで! マミさんが今治してくれてるからね」

「けどダメなの! ほむらさんの血が止まらないの! なんで!?」

『杏子なら知ってるんじゃないか』

いつの間にかキュゥべえがそこにいた。かつてのQBのような無表情ではない。
邪な笑みのまま、文字通り『浮遊』していた。ご苦労なことにその状態で
全員を見下していたのだ。

「なんのことだ!?」

杏子にこのキュゥべえの片棒を担いだ記憶はない。だから共犯者に
されかねないこの発言に怒りを感じた。


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