過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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59: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/02/19(火) 20:57:29.04 ID:REMLGFyO0

それが【ジョーカー様】だと気付いた時にはほむらの肩に激痛が走った。
怪人が持つ細身の剣に、ほむらの血が滴る。

(二刀!)

もう一方の手に持った剣を見るや、杏子のわきを走り抜ける。追撃と
挟み撃ちを避けるためだ。鉄鎖鞭となっている杏子の武器は
狭いところで簡単に振り回せるものではない。
出血する腕を無視し、弓と矢を作り出す。だが矢をつがえ射るほどの
距離はない。弓の強度を信じ盾とし、矢を剣の代わりに振り回す。
だが杏子はベテランだ。怪人の技量は不明だが、不利なことには
変わりがない。

「なぜ?」

鉄鎖鞭を再び槍に戻す。そちらに一瞬視線が移るほむら。それと
同時に怪人が踏み込む。それに半歩ずらす形で杏子も攻める。
全く同時ではなく、半歩ずらすことで反撃の隙を与えない方法だ。
切りかかる二刀と槍。間合いの違う武器が二つあることはそれだけ
攻守に忙しい対応が迫られる。そうして集中力でそがれればいつか
致命の一撃を受けることは目に見えていた。



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