過去ログ - ジナイーダ「⋯成る程、確かに違うようだ」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/10(日) 08:10:20.40 ID:H3b7+sBIO
「珍しいな、お前が私よりも遅く起きるのは」

声のした方に視線をやると寝起きの俺とは対象的に既に身支度を整えた若い女性、ジナイーダがいた

ジナイーダ「年寄りの朝は早いというが、どうやら例外も存在するらしい」
ジナイーダ「私はもう出るぞ。食事は適当に用意しておいたから食べろ」

悪戯っぽく笑みを浮かべながら皮肉を言うと彼女は家を出た
たまに俺より早く起きたくらいでああも得意気にされると多少腹が立つが二十年も一緒に居れば大抵の事にはもう慣れた
偉そうなのも言葉遣いがトゲトゲしいのも男勝りな性格も未だに家事が出来ないのも
⋯⋯そしてその身体の事も

今日は投薬の日か⋯

一人になった部屋でベットから立ち上がり洗面所で顔を洗うとキッチンに用意してあったサンドイッチを頬張る

⋯⋯また殻入ってやがる

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