過去ログ - 老兵や古兵って響きからしてカッコいいよな! というわけでSS書く
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26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/11(月) 13:18:45.48 ID:zd3Kw31so

 と、ふいにこちらを向く。
 離れた所に立っている弥助の方向だ。

「ありゃなんだ?」
「儂の可愛い孫だよ」
「自分が斬られるところを見せるためにか? それはちと酷じゃねえかい」
「孫も元服が近い。そろそろ見せるべきものを見せなければならん」

 少し黙った後、大蝮はまあいいけどよ、と短く息を吐いた。
「変なことは考えんじゃねえぞ」
「さすがに孫に加勢は頼めんよ」
「ああ。妙なことしたら、奴を斬るのも俺はためらわんからな」
「わかっとる」

 では、と大蝮は刀の鯉口を切る。
「始めようか」
 月明かりの下、輝く刀身が姿を現した。



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