過去ログ - 老兵や古兵って響きからしてカッコいいよな! というわけでSS書く
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33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/11(月) 17:59:16.58 ID:zd3Kw31so

 だが祖父は一言で切って捨てる。
「ただ、読みが鋭い。それだけだ」
 ふっ、と吐息。笑ったのかもしれない。

「小手先の技だよ。強い弱いで言うなら、若く力のあるこの男の方がずっと強いだろうさ。儂は老いすぎた」
 声に含まれた響きは諦めにも似ていた。
「だが、強ければ必ず勝てるわけでもない。弱ければ勝てぬなどという道理もない。そして、死なぬ人間もまた、いない」

「おおおおおおおッ!」
 気合一閃。大蝮の凶刃に祖父が倒れた。
 左の肩から右の脇腹まで、袈裟に斬られて倒れ伏した。

「爺様!」
 負けた。
 しかし駆け寄る弥助の行く手で、さらに大蝮が膝をついた。
(……?)



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