過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」穏乃「阿知賀編！」【阿知賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」穏乃「阿知賀編！」【阿知賀】

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4:山中っていうのはおかしかったかも、すまぬ ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2013/02/10(日) 13:15:14.66 ID:58oZ5D2N0
で、足が痛くなる頃。

漸くその家が見つかった。

まったく、坂が多すぎるよ、畜生。

さて、その赤土という人が住む一軒家。

ああ、足が痛い、本当に足が痛い。

早く座りたいので、無心に俺はインターホンを押す。

ピンポーン、と響く。

しばらく無反応。

……いや、お願いします、ここ以外あてがないんですってば、ともう一度インターホンを押そうとしたところで扉が開いた。

晴絵「……あー、新聞はお断りですけどー」

なんて自堕落な声が扉が開くと同時に聞こえた。

真っ赤な頭をぽりぽりと書きながら現れるジャージとTシャツの女性。

京太郎「いや、えっと違います」

晴絵「んじゃ、何……私別に懸賞に当たった覚えもないんだけど」

京太郎「ある意味プレゼントですけどね」

晴絵「は？」

京太郎「母さんから聞いてるとは思いますけど」

京太郎「ええと……須賀京太郎です」

京太郎「今日からこの家でお世話していただく……予定、なんでしょうか？」

晴絵「」

京太郎「……あの」

晴絵「ごめん、5分待って」

京太郎「え、ちょっ――」

バタン、といきおい欲扉が閉まった。

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