過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」穏乃「阿知賀編！」【阿知賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」穏乃「阿知賀編！」【阿知賀】

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51: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2013/02/10(日) 14:08:24.26 ID:58oZ5D2N0
京太郎「……旅館、ですか？」

晴絵「ん」

晴絵「ここの子二人も麻雀部なの――っと」

晴絵「すいませーん」

ガラガラ、と気軽に扉を開ける。

きっと何度も入ったことがあるのだろう。

玄「はいはーい！」

現れたのは、少し赤みがかったロングヘアの女の子。

胸よし、ひゃっほう。

玄「……っと、赤土さん！」

晴絵「や」

玄「……むむ、その子は――」

玄「……は、まさか彼氏！」

京太郎「いや、違います」

玄「ふっふっふ……とぼけなくてもいいのです……」

玄「この名探偵玄ちゃんの手にかかれば見抜けないことなど何も無い！」

玄「真実はいつも一つ！でも数学においては答えはいっぱいあるのです！」

京太郎「……あのー」

晴絵「あー、玄はいつもこんな様子だから気にしないで」

玄「おおう、ツーカーの仲！」

玄「ふむふむ……私の探求の心が騒ぎ出してきたのです……！」

晴絵「いや、もういいから」

晴絵「ねぇ玄、宥も呼んできてくれない？」

玄「おまかせあれ！」

玄「……じゃない、かしこまりました！」

たっ、と走って中へと消えていった。

少し待つと、すぐに戻ってくる。

その繋がれた手の先には、金に近い黄土色の肩くらいまでの長さの女性が。

家の中なのに、マフラー、帽子、めがね、あと何重にも重ねられた服。

中の人が見えない。

でも、胸は大きい、うむ、やはり大きいって素晴らしい。

玄「おまたせあれ！」

晴絵「うん、その言葉はどう考えてもおかしいな」

宥「わ、え、えっと……お、男の子つれて、ど、どうしたんです……か？」

晴絵「ん、この子の紹介……ほら」

京太郎「あ、はい、えっと、須賀京太郎です」

玄「赤土さんの彼氏です！」

京太郎「ちがいます」

宥「え、えぇっ！？」

京太郎「違います」

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