過去ログ - 【安価】インデックス「フィアンマのばか」フィアンマ「…拗ねるな」
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105: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/02/11(月) 21:04:16.99 ID:AeXdOCla0

上条「命を削るような真似はもう止めてくれ…」

ぼろぼろと流れてくる涙を、上条は乱暴に手の甲で拭う。
何度も何度も拭う度、泣きやめないままに流れてくる。
借金を抱えた男から庇って刺されてくれたのも、自分が死なないとわかっていたからだったのだ、と上条は思う。
死ななければ良い、そんな問題ではない。

上条「これ以上自分を傷つけないでくれ…お兄ちゃん…」

フィアンマ「……」

泣きながらそんな事を言う上条は、昔と変わらなかった。
嫌な思いをしない分だけ、人は成長しないまま。或いは、清らかに育つ。

上条「いっつも、そうじゃねえか。いつもいつも、…俺の代わりに怪我したり、刺されたり、…嫌なんだよ」

ぐす、と鼻を啜り。
上条は唇を噛み、数度深呼吸をする。

上条「死ななきゃいいって問題じゃないんだ。お兄ちゃんが傷つく事が嫌なんだ。お兄ちゃんが怪我をするのが嫌な人だって、沢山いるんだよ」

フィアンマ「、……すまない」

真面目に謝った。
恐らくこの生き方は変えられないとは思うものの。
自分が傷つくことを泣いて嫌がる人がいる、ということを再認識する。

上条「ん、……。……儀式場の目星はついてるのか?」

頭を撫でられ、上条はようやっと泣き止んだ。
問いかけに、フィアンマは少しだけ考える。

フィアンマ「>>107


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