過去ログ - 【安価】インデックス「フィアンマのばか」フィアンマ「…拗ねるな」
1- 20
288: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/02/13(水) 01:27:53.84 ID:uJV58oeO0

「善意が、必ずしも全員の幸福に繋がるわけではないからですよ、とミサカは尚も撃ち込みながら返答します」

彼女は持つ武器全てを使い切る予定なのだろう。
アサルトライフルの銃弾が切れれば、次は拳銃を構える。
自動拳銃なのか、安全装置を外すなり、パン、パン、と撃ち始めた。
彼女は、何の感慨も罪悪感もないまま、淡々と言う。

「……貴方のせいで、私の制作者は人生が破滅しました。これはミサカと彼の完全な私怨です。とミサカはこの襲撃が単なる復讐ではない事を説明しました」

学園都市の、組織的なものではない。
天井亜雄が恨んだから、彼女を使った。
そして、彼に開発された彼女は、それを受け入れた。
否、感情を持たず、データをインプットされた彼女は、受け入れるしかなかった。
制作者の人生の破綻は、そのまま彼女の人生の崩壊にも繋がった。繋がって、しまった。

ただそれだけの話。
フィアンマの善意が、天井亜雄を死に追いやった。
だから、その償いを命でさせると。
死者の置き土産が、こうして働いただけ。

「げほ、ぇほ…目的を、終え、たら」

お前は、どうなる。

問いかけに、00000号は首を傾げた。

「このミサカは、インプットされたままのデータに動くだけです。故に、目的達成後自害します、とミサカは端的に告げます」

その為のナイフも、彼女は持っている。
やがて銃を全て使い終えた彼女は、更に攻撃を加えようと準備する。

そこで、ようやく、ようやっと。

フィアンマが、その場に、血だまりに、バタリと倒れた。
ピクリとも動かない。
呼吸をしている様子も、見当たらない。

「………」




ミサカ00000号はどうする?>>+2


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/441.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice