過去ログ - 【安価】インデックス「フィアンマのばか」フィアンマ「…拗ねるな」
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320: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/02/13(水) 14:31:45.79 ID:VT4p17Wf0

美琴「わ、わかりました…。でもその前にこの子と話をさせてもらってもいいですか?」

おずおずと。
美琴のお願いに、フィアンマは少しだけ考えて。
どうせ殺すよう言われているのは自分だけなのだから、と詠唱した。
オカルトを認めない科学脳である美琴には、その言語は理解出来なかったし、しようとも思わない。
だが、その一言で、00000号が目を覚ましたことだけは、理解出来た。

00000号「……」

目を覚まし、彼女は、御坂美琴をその視界に捉える。

00000号「何故お姉様が此処に居るのでしょうか、とミサカは疑問を抱きます」

言いながら、彼女は視線を鋭く周囲へ巡らせる。
何らかの武器を探しているようだ。
当たり前のことだろう。
悪意も善意も何もなく、与えられたデータ通り目的を達成しなければならないと考えているのだから。

美琴「私はあんたを助けに、ッ」

発言の途中で、美琴は言葉を喪った。
果物用のナイフで、00000号がフィアンマの身体を刺したからだ。

00000号「………」

彼女の目に、敵意はない。悪意もない。
嫌いだから殺そうとするのではないから。
ただ、お腹が空いたから、本能が促すままに食事を摂る。それと、同じ。
しない方が不自然で、しない方が焦燥感が募る。

五和「ッ、」

フィアンマ「五和、待て。殺すな」

フィアンマは00000号がナイフを握ったままの手を、握って止める。骨を折るようなことはしない。
彼は美琴の方へ振り返る。その口端からは、血液が伝っている。

フィアンマ「…会話に、…げほっ、げほ…なると、思うか? やるなら早くしてくれ。恐らく00000号の方に会話をする意思は無いぞ。目的…ッ、…最優先のようだからな」

00000号の両手首を掴んで止めたまま、フィアンマは赤黒い血液の塊を吐きだした。

美琴「>>322


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