過去ログ - 【安価】インデックス「フィアンマのばか」フィアンマ「…拗ねるな」
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798: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/02/16(土) 20:34:31.08 ID:nnduSmh10
《すいません八割程書いちゃった後に皆さんの書き込み見たので>>793でいかせてください…》


上条「お前、本当にフィアンマか?」

説明は受けた。現実味が無い。
上条は、彼の様子を見つめながら問いかける。
対して、フィアンマは困ったように、曖昧な笑みを浮かべた。
信じてもらえなくても構わない、と言うかのように。

フィアンマ「…、あぁ、そうだよ。……この世界では、世界を救うなどと意味のわからないことを言って戦争の首謀者となったらしいな」

上条「……、」

『ベツレヘムの星』で直接戦った上条としては、その発言にすら驚く。
彼は自分が正しいと思い込んでいたし、最後の最後まで自分は悪く無いと言い張っていた。
それが、この殊勝な態度だ。
油断をさせて、という素振りも窺えない。
フィアンマは懐からナイフを引っ張り出し、上条へ渡した。
訳もわからないまま、上条はナイフを受け取る。

フィアンマ「……インデックス」

上条「…?」

フィアンマ「…インデックスと、…お前は。……今、幸せなのか?」

質問に対し、上条は言葉に詰まった。
お前がそれを問いかけるのか、と言いそうになり。
しかし、フィアンマの目に悪意は無く。

上条「…あぁ、……幸せだよ。インデックスも、きっと幸せだと、感じてくれていると思う」

フィアンマ「そうか。なら、……良いんだ」

優しく微笑んで。
彼は、すぅ、と息を吸い込んだ後。
呟くように、懇願した。

フィアンマ「……俺様はきっと、元の世界に戻れない。生きていれば、元の世界の当麻をこちらの世界の俺様に傷つけさせている罪悪感に耐え切れない。だから、頼みがある」

彼は、上条の手にあるナイフを指差す。

フィアンマ「―――それで、俺様を殺してくれ。こちらの世界の俺様に、恨みもあるだろう。躊躇はさほどしないはずだ」

オッレルス「君は何を、」

フィアンマ「夢だったんだ。いつか、当麻に殺して欲しいと思っていた」

達観したような表情で。
優しさと諦念に満ちた瞳で、彼はそんなことを頼んだ。

上条「>>800


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