過去ログ - 【安価】インデックス「フィアンマのばか」フィアンマ「…拗ねるな」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2013/02/16(土) 23:11:14.28 ID:nnduSmh10
「投降しないのであれば、覚悟しろ」
「ち、」
お互いが、同じ人物の、違う思いを背負って。
彼らは自分がやるべきことを全うしようとする。
木原数多は、まず倒しやすそうな前方のヴェントへロケットランチャーを発射する。
が、届かない。
後方のアックアがいつの間にか取り出していた大剣のひと振りで、地面へ落ちてしまっただけだった。
ギリ、と歯軋りをして頭を働かせる木原数多の体に、大剣が振るわれた。
大剣のその巨大さに見合わず、その速度は速い。
一気に意識を刈り取られ、木原数多は壁に叩きつけられ、血液を吐きだした。
「私の『本命』がさっぱり効かないわね。無駄足だったかしらん?」
「仕事に無駄足も何もあるまい」
彼等は淡々と近づいてくる。
味方の居ない木原病理は、形態変化を試みる。
「ッ、形態変化、ネッシー参照!」
言うなり、彼女の体が急激に変貌した。
巨大な首長竜の姿となった彼女は、力押しで上条を守ろうとする。
だが、その判断が、かえって仇となった。
アックアは、アスカロンと名を付けた霊装を、横薙ぎに振るう。
右方のフィアンマが彼等の出立前に用意・調整したものだった。
聖ゲオルギイが竜を退治する際に振るった、その剣を。
悪竜に、退治の剣。条件は、揃った。
魔術が発動する。伝承をなぞらえてしまったからだ。
病理の口に、槍へと変貌したアスカロンが突き立てられる。
びちゃびちゃと血液が溢れ、彼女は動かなくなった。
「死んではいない」
後方のアックアは、静かにそう告げた。
次は自分だ、と上条は思う。
右拳を握る。勝てるだろうか。物理現象にしか、見えない。
「右手を差し出すか、命を差し出すか。そのどちらかである」
「っ…テ、メェら…」
特別な右手以外に、上条は力を持たない。
規格外の怪物二人に、彼は追い詰められていく。
そして、その場に。
白い六枚の翼を背に宿した、天使のような少年が舞い降りた。
彼の名を、垣根帝督という。
「よぉ。ババァが乱発するから何事かと思ったら、こっちが大本命かよ」
「…誰、だ?」
「垣根帝督」
学園都市第二位。
端的に告げて、垣根はヴェントとアックアを睨む。
前方のヴェントはどうする?>>+2
垣根帝督はどうする?>>+4
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