過去ログ - 【安価】インデックス「フィアンマのばか」フィアンマ「…拗ねるな」
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882: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/02/16(土) 23:57:10.49 ID:nnduSmh10
>>877 ×慈善の ○次善の >>878 入れ替わって(いれ戻って?)ないです、まだ 体を持ち越しで無理やり世界線超えてきたので、スレ世界に右方のフィアンマが二人存在する状況です》


上条「にいぢゃぁぁぁぁぁぁんんんん!!」

うわああん、と完全に童心に帰った上条は、勢い良く抱きつく。
思わず尻餅をつきながら、フィアンマは小さく笑った。
優しく上条の髪をなで、宥めた後、彼は周囲の人間を手当すべく、治癒術式を組み始めた。
彼本来の身体を使用している右方のフィアンマとは違い、彼の扱う術式は魔神のそれに等しい。
すぐさま回復した人員を見渡し、意識の回復にはまだまだ時間がかかるだろうな、とフィアンマは思った。

上条「また…助けられちったな…」

落ち着きを取り戻した上条は、ぐしぐしと目元を拭う。
怖い思いをした。
だが、やっぱり、彼は助けに来てくれた。
上条は立ち上がり、彼を見上げ、笑みながら告げる。

上条「俺、自分が不幸だと思ってたけど、全然そんなことなかった。兄ちゃんがいてくれて、最高に幸せだよ」

フィアンマ「…、…そうか」

良かった、と彼は自然な微笑を浮かべていた。
禁書目録がこの場に居ない以上、彼の優先順位は上条が一番だ。
その上条が自分の存在によって幸せだと言ってくれるのなら、辛いことなど何もない。

フィアンマ「…俺様は色々とやることがある。もう、一人で大丈夫だな」

上条「……、…ん、…死んだり、しないよな? 消えたり、しないよな?」

直感的な不安に、彼は問いかける。
敬愛する兄を喪いたくない、弟としての顔で。
約束は、出来ない。

フィアンマ「…頑張る」

言って、彼も姿を消した。






混乱の渦中、学園都市より遠く離れたバチカンで。
フィアンマは、ようやく後方のアックアと前方のヴェントへ追いついた。
偽物ではないことを証明すべく、お互いしか知らないことを次々と言葉にして並べ、自分の体が別世界の自分のものであること、今自分の体の中に居る人間が別世界の自分であると説明した。

フィアンマ「…という訳だ。この俺様の身体を使用されている以上、みだりに殺害することも出来ない。困りものだがね」

同じ口調でいて、違う口ぶり。思想。
彼こそが、この世界に居るべき右方のフィアンマであると、彼をよく知る人間ならばすぐ察知出来る。
ヴェントは自らの傲慢と思い込みに、沈黙していた。

アックア「>>884




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