過去ログ - 【安価】インデックス「フィアンマのばか」フィアンマ「…拗ねるな」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2013/02/17(日) 14:56:11.93 ID:r6L3m4PP0
フィアンマはほんの一秒だけ思考し、懐からナイフを取り出した。
黄金を練りこんで作られているそれは、特殊な霊装である。
彼は自分が死なないのを良い事に、自分の指先をその切っ先で傷つける。
そうして息を吐きかけると、ノタリコンによる高速詠唱と共にナイフを放った。
テッラは小麦粉のギロチンでどうにか防ぐ。
ほんの一瞬、空白の時間が生まれた。
白い煙幕を突っ切って、フィアンマが飛び込んできた。
衣服と身体をズタズタに裂かれ、痛みに表情を歪めながらも、彼は止まらない。
テッラにこれ以上の詠唱をさせない為、彼はナイフでテッラの声帯目掛けてナイフを突き刺した。
ごひゅ、という空気の音が漏れ、血液の臭いが漂う。
フィアンマは懐から拳銃を取り出す。セミオートのものだった。
安全装置を解除し、ナイフが喉に突き刺さったまま蠢くテッラの体へ馬乗りになり。
彼の腹部へ、フィアンマは躊躇なく銃口を向け、連続で何発か撃ち込んだ。
ごぼ、と。
テッラの口から、赤黒い血液が溢れ出す。
「…悪く思うなよ。お前は本来、無残に身体を裂かれて死ぬ予定だったのだからな。むしろ、感謝してもらいたいところだ」
左方のテッラは指先をビクつかせ、遠のく意識の中、唇を噛む。
誰か、誰でもいい。
この男を、止めて欲しい。
フィアンマは、魔神級の特殊な術式を、どうにか組み上げる事に成功した。
努力の結果として、彼はズタボロである。
フィアンマ「げほ、…っけほ」
シルビア「大したモンね。普通は気絶しそうなモンなのに」
オッレルス「彼の精神力の問題だろう。根性論は苦手だけど、評価出来る。…ところでフィアンマ、その術式の名前は?」
フィアンマは壁に寄りかかり、ぼんやりとした表情で考える。
右手を振らずとも、説明の出来そうな仕草をせずとも発動する、ごちゃ混ぜのそれ。
《
>>1
が浮かびそうにないので四文字熟語にそれっぽい呼び方の術式名の候補をお願いします(例:『北欧王座(フリズスキャルヴ)) 範囲は
>>946-952
で》
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