過去ログ - 宥「さむい……」穏乃「運動しましょう!!」
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/03(日) 23:43:38.52 ID:BrYZ6iBQo

 それから、この場所は私と穏乃ちゃんの秘密の場所になった。

 会いたいときはここに来る――そんな不文律めいた二人のルールが、
 いつの間にか出来上がっていた気がする。

穏乃「宥さんっ」

 明るい笑顔で会いに来てくれる小さな後輩が可愛くて、
 ほとんど日課のように通いつめた。

穏乃「また撫でてほしいなー、なんて……」

 そのうち彼女は、学校や部活中に見せるアグレッシブな姿とは別の、
 大人しくて甘えんぼな面を見せてくれるようになった。

 私はその要求にとことん答えた。
 彼女と触れ合っている時間は暖かかったし、引っ込み思案な自分にも、こんなふうに
 他人の心を開かせることができるのだ――という、ちょっとした自慢心も、あった。

 二人並んで時間を過ごし、何気ないやり取りを繰り返しては、少しずつ、お互いのことを知っていく。
 穏乃ちゃんの隣にいることは、もう私にとっての当たり前になっていた。


 今日も会えるかな?


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