過去ログ - 凛「まどか？　聞いたことの無いサーヴァントだわ」
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112: ◆7F1xhg7Fvs[saga]
2013/02/13(水) 00:20:58.66 ID:gCGcCVVEo
衛宮家に関しては、十年前から一定の注意を払い続けている。
大雑把な間取り図、使われている部屋と使われていない部屋くらいは頭に入っている。

さして手間取ることも無しに衛宮切嗣の衣類を見つけ出し、そのコートを身に纏う。
身長の差で肩周りが窮屈だが、とりあえず教会まで戻れれば良い。

洋服箪笥の中で、言峰が奪ったものとは別にスーツとコートが一揃え姿を消しているのを見て
衛宮切嗣は気紛れで姿を消したのではないと確信を深めた。

誰にも見つからないように足音を消して、静かに、焦りを抑えて歩く。

玄関までたどり着いて、自分の靴が残っていることに安堵した。
多少血の臭いが残っているかもしれないが、やはり自分のものの方が咄嗟の時に便利だろう。


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