過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」
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◆7F1xhg7Fvs
[saga]
2013/02/19(火) 00:50:02.04 ID:UvzXIEuio
「えと、それで私はどうしてここに連れてこられたんでしょうか」
胸の前で何度も手を組み直し、セイバーと視線を合わせないようにしながら話す。
桜が数回目に手を組み直そうとしたところに、セイバーが半ば飛び込むようにして桜に近付き、桜の手を両手で包み込んで握る。
「いやー、よかった。なんかネチョネチョしたジジイと、なんかウジウジした新マスターと、なんか暗い影背負ったアサシンとで、
もーどうしようかと。桜ちゃん! 私の話し相手になってよ!」
「あ、はい。そのくらいなら、多分お爺さまも許してくれる……かな。よろしくお願いします」
桜がぺこりと頭を下げれば、セイバーが桜の上に頭を乗せて。
眼をつぶって桜を抱き寄せるセイバーを挟んで、言峰とアサシンが意味ありげに視線をかわす。
アサシンが目くばせし、言峰が部屋の外を指差す。
部屋の外の蟲を通じて状況を伺う間桐臓硯が頬を緩ませて、無言のやりとりが終わる。
「見ての通り、僕は虚弱だからね。できれば僕の代わりにマスターを守ってくれるとありがたい」
「お安い御用よ! 悪党の味方をするのは癪だけど、桜ちゃんのために戦うんなら異論は無いわ。
それにアンタ、ほんとに弱そうだしね。アサシンだから仕方無いのかもしれないけど、もっとなんとかならなかったの?」
「マスターが悪いんだ。全クラスに適性のある僕をよりにもよってアサシンで呼び出したせいだよ。
キャスターのクラスなら今の百倍は強かったさ。じゃ、マスターは任せたよ」
そういってアサシンは背を向け、片手で上げてさよならの挨拶代わりにする。
誰も声をかけるタイミングが無いまま、アサシンが部屋を出る。引くタイミングを心得ているのだ。
もう少し会話をしたいと思っていた言峰ですら、引きとめる間が掴めなかった。
その場に残ったセイバーは言峰をスルーして桜と会話とつづける。
言峰は部屋を出る機会を逸したまま、しばらくガールズトークを傾聴する羽目になった。
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