過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」
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511: ◆7F1xhg7Fvs[saga]
2013/02/20(水) 00:50:34.62 ID:U+rCMxk6o
空中に逃げたヨッシーに、もう一度糸が投げ付けられる。
落下を予測に入れて投げつける様は、西部劇のカウボーイがロープを操るように正確。
狙うは再度、ヨッシーの足。

だが所詮は人の粋を出ない技巧。ライダーには通用しない。

「アウアウアウアウアウ」

バタ足で滞空時間を伸ばすことでヨッシーが糸をかわす。

「クルリン、アッ!」

そして身体を一回転させて、ヒップドロップ。
ライダーの体重と、ライダーにしがみ付いた士郎の体重が加わり、威力は単純に三倍。

アサシンがとっさに前へ飛んで回避するが、ヨッシーの落下の衝撃は地面をゆらし、アサシンの足元にまで届く。
跳んですぐ振り向こうとしたアサシンが体勢を崩し、そこへとヨッシーの舌が伸びていく。

「ヨッシー!」

真っ赤な舌は長く長く。それは天国まで伸びるとびきりの赤絨毯であり、あるいは煉獄の業火。
一度まきつけば、一口で相手を呑みこんで魔力に変換してしまう。
保有魔力の多い大英雄が相手なら消化前に逃げ出される可能性もあるが、このアサシンが相手なら一瞬で溶かし終えてもおかしくない。

赤い舌はアサシンの目前まで迫る。

「甘いッ!」

だが、同じ絡みつく糸ならば、ヨッシーの舌よりアサシンの糸の方が上。

アサシンが手を引けば、一度避けられたはずの一本目の糸がヨッシーの足を取る。

エーテライト・モノフィラメント。それは質量を持たない糸。
物質と概念の中間存在であるそれは、情報として空間に刻み込むことで存在を隠し
また任意のタイミングで再度物質化させることができる。

一本目はただ無為にかわされたのではない。次の手のための伏線。
ヨッシーがヒップドロップを仕掛けた地点は、同時に一本目の糸の発射点。

再度姿を現した糸を引けば、ちょうどヨッシーの足に絡みつく!



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