過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」
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576: ◆7F1xhg7Fvs[saga]
2013/02/21(木) 01:15:54.70 ID:73CrK4g5o
そもそも西洋剣は体格に恵まれた戦士が使うものだ。
振ったあと、剣の重さに引かれて重心がずれてしまうようでは話にならない。
あの優男では、偽物の剣すら使いこなせない。

相手の突きをかわし、突きだされた剣の横へと進む。
剣を引き戻す前に攻撃する時間は十分ある。あの糸は気になるが、それより早く一発殴らなければ気が済まない。

「その剣は! そんな風に使うものじゃない!」

右拳を握りしめる。
相手は剣から手を離して防御に入ろうとしているが、今からでは間に合わないはずだ。

黄金の刀身が落ちて畳の上で揺れる。そんなぞんざいな使い方が許せない。

「うるぁあああ!」

相手の背後には机と椅子。身を退くことすら不可能。あの変な糸さえなければ、完全に入る。

そう思って突きだした拳が、空を切る。
自分の身体に影が落ち、背後で着地音。

振り返ると、部屋の中心の電灯から相手の手まで糸が伸びていた。
電灯を支点に、糸を引っ張って俺の上を飛び越えたんだ!

だが相手はまだ背を向けている。動きが1テンポ遅い。
今なら――。


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