過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」
1- 20
59: ◆7F1xhg7Fvs[saga]
2013/02/12(火) 01:45:46.67 ID:b/EIgSv3o
目を覚ました言峰は、まず自分が生きていることに驚いた。

衛宮切嗣の後継を殺すことだけを考えていた。
だから聖杯の泥で作られた心臓が消されるだろうことも覚悟で矢を受けた。

心臓から遠い位置で受けたとはいえ、確実に言峰の心臓はダメージを受けていた。
もって一週間だと思いながらアーチャーとの戦いに臨み、そして完全なる半月輪廻で改めて止めを刺された。

「何を思って、こんなことを……」

その言峰が生きているのは、聖杯の泥で作られた心臓を覆うようにして、別種の呪いが言峰にかけられているからだ。

呪縛の槍。ヴラド公が用いた武器であるそれは、攻撃対象を呪いによって束縛する。
決して完全なる半月輪廻と相性が良いとはいえないそれが使われたことが、言峰を救っていた。

死の定めは変わらない。けれど答えを見つけるための時間は、まだ残っている。

衛宮切嗣。暁美ほむら。そして聖杯の中から生まれるもの。
これだけの道標があるのだから、きっとそこに答えがあるはずだと信じて。

言峰綺礼は、立ち上がる。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/281.96 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice