過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」
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637: ◆7F1xhg7Fvs[saga]
2013/02/22(金) 01:16:04.91 ID:y8h6pZnio
相手の動き出した瞬間を狙いたいのはどちらも同じ。
けれど、波止場の海側にいるランサーと、陸側にいるほむらでは地理的なアドバンテージに差がある。

「この緊張感、文句のつけようがねえ。その冷たい目も好みだ。あと何年かすりゃあ、きっと良い女になるだろうよ」

「悪いけど、私に未来は無いの」

波止場の先端まで追い詰められれば当然動きは制限される。
だからこそランサーは強引にでも前に出る必要があるし、ほむらも前に出てランサーを奥へ追い込みたい。

「そうだな。俺はこの勝負、本気その心臓を貰う気でいる。手加減する気は微塵もねえ」

「そう」

わざわざ自分の特徴・弱点を話すつもりは無いけれど、かといって嘘を吐くのはあまり気持ちのいいものではない。
自分を買ってくれてるというならなおさらで、ランサーの一人合点には安心した。

そう、安心して、少しだけ気を緩めてしまったから、ランサーの先制を許すことになった。

膝が跳ねあがり、足は地を叩く。英霊の一歩が生み出す加速は人の理解を容易く越えていく。

(早い! あの槍の射程を考えれば、あと二歩もあれば距離を詰め切られる。
二倍速程度の固有時操作じゃ間に合わない。けど思い切り速度を上げるには術式起動の時間が足りない。
ここは一旦避けて、波止場を捨てるしか――)



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