過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」
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◆7F1xhg7Fvs
[saga]
2013/03/01(金) 00:59:01.97 ID:L6So6NmMo
一緒に肉が抉れるのも構わず、矢で右腕にまきついた釣り糸を斬る。
痛覚は遮断。それでも腕が発する熱さが、傷を物語る。
身体が落ちる。ランサーが振り返る音がする。このままではやられる。
生命の危機を察知して、身体は燃えて心が冷える。何度も何度も、繰り返した一ヶ月の最後に感じたあの確信。
――勝てない。
切嗣の援護は期待できない。このランサーの真名には当たりがついている。
ここまでの反応とランサーの逸話からして、ランサーは矢避けの加護のスキルを得ているのだろう。
切嗣の位置が看破されている以上、銃撃ではランサーにダメージを与えることはできない。
そしてここで致命傷を受けて海に沈めば、身体とソウルジェムのつながりが切れてしまう。
いくら魂が無傷でも、外界を知覚できなければやがて魂も死ぬ。
――「ほむらくん、一つ聞いてもいいかな」
――「私に答えられることなら」
――「第三魔法は魂を物質化することで回路を永久機関にし、無限の魔力を引き出すもののはずだ。だが君の魔術には代償がある」
――「ああ、それはインキュベーターがエネルギーを回収するためよ。無限の魔力があっても、無限に消費されたのでは意味がない。
―― だから私達魔法少女は、生み出したエネルギーを使うことができずに穢れとして溜め込み、やがて破裂することで世界を潤す」
――「なら、その穢れを利用することができたなら」
――「魔法少女の穢れは、聖杯の泥のようなものよ。それは破壊にしか作用しないし、触れれば侵蝕される」
――「つまりそれは、やろうと思えば可能ということか」
――「そんなことをしても、穢れに飲み込まれて魔女化するだけよ。リスクが高すぎる」
――「でももし、力の方向性を決めることができたなら。たとえば宝具がその名によって幻想を形作るように……」
アルキュオネー・プレイアデス
「侵食する黒き翼――ッ!」
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