過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」
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748: ◆7F1xhg7Fvs[saga]
2013/03/01(金) 02:55:24.45 ID:L6So6NmMo
「だが、これで終わりだな。タイムリミットって奴だ」

ほむらに飛びかかった蟲を、槍が串刺しにする。
踏み込んだ足が蟲を潰し、回る槍が蟲の群れを薙ぎ払って弧状の空白地帯を作る。

「行きな、嬢ちゃん。あっちの狙撃手がまた撃ち始めるのに合わせて、全力で道を開ける」

「ランサー、どうして」

「こういうのは趣味じゃねえ。それだけだ」

左手で地面に手を突き、そこを軸にして地表すれすれで槍を振る。地面を突いて槍を止め、反動で飛びあがって蟲の反撃を避ける。
空中から叩き付けた石突が蟲をすり潰し、粘液でねばついた道が血と皮でさらにコーティングされていく。

「気づかなかった……。何時の間にこんな大群が……」

銃声が戦場に戻る。蟲が飛び散る。

「突っ切る! ついて来い!」

ランサーが蟲の群れの中に突っ込んでいく。蟲が飛ぶ、千切れる潰れる砕け散る。
その後にできた道を、ほむらが駆けていく。血と皮と粘液とで滑る地面を必死に蹴って、前へ前へと進んでいく。

ランサーが倒し損ねた数匹を切嗣が撃ちぬく。

「再戦、楽しみにしてるぜ」

「ええ。必ず……!」

ついには蟲の群れが途切れて。
反転したランサーが、ほむらを守るように蟲に相対し、その後ろでほむらが走り去る。


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