過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」
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903: ◆7F1xhg7Fvs[saga]
2013/03/08(金) 01:13:09.93 ID:Eh5b27qVo
「あー! エロゲみたいな青春やってるところすまないんだが、僕を忘れないでもらえるかなー!」

耳を疑った。でもその声は間違いなく、家の敷地の中の方から聞こえてきた。
遠坂と顔を見合わせる。互いに注意しながら敷地内を覗き込む。

「何をそんなに驚いてるんだ。時間通り来たじゃないか」

あろうことか、男は俺の家の玄関扉を開けて出てきた。

遠坂が構える。ガンド打ちは詠唱不要のシングルアクション。あの状態から次の瞬間には打ち出せる。
一方の俺の方は、武器も無しに立っているだけ。何か長物でも用意しておけばよかった。

そんな俺を庇うようにライダーは俺の前に立つ。

「どうやって結界を抜けてきたの?」

「だってあれは、悪意を持った者の侵入に対して反応する結界だろう? 僕に対して反応するわけないじゃないか」

「聖杯戦争中、サーヴァント同士は互いを敵だと認識するようになってるものよ。
あなたが本当に桜のサーヴァントなら、何の障害も無しに結界を抜けられるのはおかしいわ」

空の両手を広げてみせて、首をひねる。眼鏡のフレームがきらりと光る。

「この家の三騎は何の問題も無しに入れてるじゃないか。具体的な害意が無ければ反応しないんだろう?
僕が入ってくることは何もおかしくないじゃないか。大体、何のための家の前を指定したと思ってるんだ。
妖怪の操る蟲の監視を逃れるために結界の中を指定したのに、家の外にいたら意味がないだろう。君は馬鹿か」


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