過去ログ - 凛「まどか？　聞いたことの無いサーヴァントだわ」
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944: ◆7F1xhg7Fvs[saga]
2013/03/10(日) 01:00:21.93 ID:2GFvhtoKo
遠坂の攻撃が当たったわけじゃない。
咄嗟に手が引っ張られて、それにつられて身体が傾いた。

半ば諦めていた身体はそのまま倒れて、結果的に攻撃をかわすことになった。

見れば、手に握っていたポケットの中から、糸のようなものが飛び出していく。
最後にポケットの中から丸い筒のようなものが出て、アサシンの元にいく。

「アーチャー！　ライダーが打って出た場合は――」

遠坂が話し終える前に、遠坂の首にその筒をはめた指が付きつけられる。

「やっぱり甘いね。どうせこうするなら、アーチャーと同時に僕を狩っておくべきだった」

金属製の筒が遠坂の首元に触れていた。その体勢、その言葉の余裕を踏まえれば、筒が何らかの武器であることはすぐ分かる。

「そうね。確かに少し、迷ってたかもしれない。それで、あなたは私をどうするの？
このまま私を殺すつもりなら、私は絶命までに令呪を全投入してアーチャーにあなたの抹殺を命令するわ。
もともと単独行動のついたクラスだから、あなた一人くらいなら確実に倒せると思うけど」

「普通、ここは怖がってそこの士郎くんに助けを求めるところじゃないか？」

「お生憎様、そういうは柄じゃないの。で、どうするの？　自称アサシンさん」

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