過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)2
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◆jPpg5.obl6
[sage saga]
2013/02/25(月) 01:17:20.48 ID:83FoH3vC0
そしてその力が一体何なのか、今でも解明されていない。
知っているのは、全ての騒動の根源であったアレイスター・クロウリーだけだ。
あのアレイスター以外はついに知ることがなかった力を、自分こそ解明してみたい――――
知識というものに貪欲な彼女がそう思うようになったのは、ある意味必然だろう。
しかし『幻想殺し』は魔術とは対極にある科学、しかもその総本山である学園都市の住人である。
彼のことを耳にしたのは今から半年ほど前。科学と魔術が世界の主権を握ろうと血で血を洗う抗争を繰り広げていた時期だ。
己の損益をわきまえている彼女が学園都市に行くという無謀なことをするはずもなく、
若干名残惜しいと思いながら『幻想殺し』との接触を諦めていた。
だが、何の因果かこうして『幻想殺し』に会うチャンスが巡ってきた。
この機会をフイにしたらもう二度と会えないかも知れない。
もちろん彼に会うことを第一として学園都市に来ているわけでは決してないのだが、
自身の知識欲を抑えることなど出来るはずもなく、土御門を言いくるめてこうして出てきたわけだ。
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